ラブラドールレトリバーの必要な運動量と散歩について。大型犬の運動量と子犬のお散歩デビュー!

ラブラドールレトリバーの必要な運動量と散歩について。大型犬の運動量と子犬のお散歩デビュー!

盲導犬としても活躍しているラブラドールレトリバーは賢く運動好きで知られており、ペットとしても人気の大型犬種です。

犬種によっても運動量や散歩量はかなり違いがありますが、ラブラドールレトリバーに必要な1日の運動量や散歩はどれくらいなのでしょうか?

今回は、ラブラドールレトリバーをはじめとする大型犬に適切な運動量や、子犬のお散歩はじめデビューの際に気を付けたい点などについて解説していきましょう。

ラブラドールレトリバーは運動好き!

 ラブラドールレトリバーは、運動好きな犬種です。ラブラドールレトリバーにとって、散歩で必要な運動量を補うことが心身の健康維持に直結します。

狩猟犬だったラブラドールレトリバーは運動好き

 ラブラドールレトリバーの起源を遡ると、祖先は16世紀頃にカナダのニューファンドランド半島にあるセント・ジョン川で水中回収をしていた犬が元となっていると言われています。

「水中回収犬」とは、水鳥猟で網にかかった獲物を回収する狩猟犬です。当時は川の名前から「セント・ジョンズの犬」と呼ばれていました。
 ラブラドールレトリバーは古くから陸上でも水中でも活発に動き回ることが得意な犬種だったため、現在もその性質を受け継ぎ、陸上・水中問わず運動好きという特性を強く残しています。

散歩はストレス発散・肥満予防・社会性育成に欠かせない

 多くの犬にとって散歩は重要な意味合いを持っており、ラブラドールレトリバーも同様です。毎日散歩に連れ出すことで、運動不足解消だけでなくストレスの発散もしています。

 散歩をサボって家の中にばかりいると、運動不足で肥満になったり、犬の精神的にストレスが溜まってしまったりします。

また、犬の散歩は他の犬との交流を通して社会性を身に付けるためにも必要不可欠です。なるべく毎日外に連れ出すようにしましょう。

 ラブラドールレトリバーは飼い主に忠実で忍耐力もある犬種なので、飼い主の様子によっては空気を読んで自分から散歩に誘うことをしない場合もあります。

そのため、知らず知らずのうちにラブラドールレトリバーが運動不足に陥っていることもあるので、飼い主がしっかりと散歩や運動量を管理してあげる必要があります。

  ラブラドールレトリバーに必要な運動量は?

 それでは、どのくらいの運動量を確保してあげるのが良いのか、ラブラドールレトリバーに必要な運動量の目安について具体的に解説していきます。

大型犬の散歩時間と1日の散歩回数の目安

 一般的に犬に必要な散歩量というのは、犬の体格によって変わってきますが、基本的にラブラドールレトリバーのような大型犬は、1日に2回の散歩が必要です。
1回あたりの散歩時間は、およそ30~60分程度を目安にすると良いでしょう。

また、大型犬の場合は、激しく走り回るよりもできるだけ長距離をゆっくりと歩く散歩が適切です。2~4kmほどの距離が目安となりますが、個体差もあるので距離や時間は様子を見ながら調整してみてください。

ラブラドールレトリバーは多くの運動量を必要とする犬種なので、毎日の散歩以外にも定期的に運動する時間を作るのが理想的といえます。
散歩とあわせてボール遊びや宝探しも取り入れると良いでしょう。

ドッグランを活用すると飼い主の負担も減り、楽しく運動量を確保できるためおすすめです。
フリスビーやボールなどを持ち込んで、アクティブに動き回らせてあげてください。

水猟犬だったこともあり水にも強いので、水泳も健康維持のための運動に適しています。雨の日の散歩も問題なく行えますが、台風など天気が荒れている日の散歩は控えましょう。

毛色のタイプ別にみる、散歩の満足度

 ラブラドールレトリバーの毛色は、イエロー、ブラック、チョコレートの3種類あります。毛色によって多少性格の違いが見られると言われており、毛色のタイプによって散歩の満足度も異なる傾向があります。

一番日本で見かけるポピュラーな毛色であるイエローは、比較的落ち着いた性格の子が多く、普通の散歩で満足しやすいです。対して、ブラックやチョコレートはイエローに比べると活発でやんちゃな性格の傾向があり、散歩もたくさん行わないと物足りず、満足しない場合があります。

大型犬の中でも一定の運動量をこなさないといけない犬種であることはどちらの毛色にしても変わりありませんが、毛色のタイプによって散歩の満足度に若干差があることも覚えておくと良いでしょう。

子犬期の散歩時間と1日の散歩回数の目安

 子犬期と成犬期で散歩の適正時間や回数・運動量は変わってきます。特にラブラドーレトリバーなどの大型犬は、子犬期の骨の成長が小型犬に比べて急速に成長する犬種であるため、成長過程で骨に負荷がかかりすぎると股関節形成不全になってしまうリスクを抱えています。

 股関節形成不全とは関節の骨が変形して股関節がかみ合わなくなり、重症化すると歩行困難などになってしまう病気です。

肥満や激しい運動による関節への負担、栄養不足などの環境的要因が30%、遺伝要因が70%と言われています。子犬期にあたる2歳以下のラブラドールレトリバーの運動量には無理が生じないよう注意が必要です。

 ラブラドーレトリバーの子犬期の散歩は、1日1~2回、1回に15分程度軽く遊ばせるくらいに留めましょう。体の成長や犬の様子を観察しつつ、少しずつ散歩の時間を増やすようにしてください。

ラブラドールレトリバーの散歩で気を付けたいこと

 ラブラドールレトリバーと散歩する際、特に気を付けたいポイントが3点あるのでご紹介していきます。

初めての散歩、散歩デビューのやり方

ラブラドーレトリバーに限らず、生まれたばかりの子犬をすぐに散歩に連れ出すのは感染症のリスクが高いため望ましくありません。医療機関で混合ワクチンを接種し、2~3回のワクチンプログラムがすべて終了してから散歩デビューしましょう。

しかしながら、生後6ヶ月間以上ずっと室内のみで過ごしていると、外の世界に対して警戒心が強まり散歩に行きたがらなくなってしまうケースもあります。

生後5ヶ月までにワクチンプログラムが終了していない場合、抱っこで庭を歩くなど外界に多少触れさせておくとその後の散歩デビューがスムーズになるでしょう

前述した通り、子犬期は股関節形成不全のリスクを多く抱えています。散歩デビュー後も無理はさせずに、まずは外界に慣れることを目的にしてのんびり散歩することが大切です。

夏は熱中症や熱せられた地面による足裏の火傷に注意!

 気温の高い夏の昼間の散歩では、犬も熱中症になるリスクが高まります。地面のアスファルトが日光を吸収して高温になり、足裏を火傷してしまうケースもあります。

夏は、早朝や夕方以降など比較的涼しい時間に散歩をするようにしましょう。
 また、紫外線の強い時期には白内障のリスクも考えられるので、太陽の日差しが強すぎない時間に連れ出すようにしてください。

食後2時間は激しい運動を避ける

 食後2時間以内の散歩も避けた方が良いでしょう。ラブラドールレトリバーは股関節形成不全だけでなく、胃捻転も起こしやすい犬種と言われています。胃捻転とは胃にガスや液体が溜まって拡張することで、胃がねじれを起こしてしまう病気です。

 胃捻転を発症すると、呼吸困難などのショック症状を伴い数時間で死亡するケースもあります。

ラブラドールレトリバーは早食いをする傾向があり、食後に激しい運動をすると腸が絡まってしまうため、絶対に避けましょう。

飼い主の時間の都合などで食後あまり時間が経たないうちに散歩に行きたい場合は、いつもより運動量を減らし、ゆっくりと楽しむようにしてください。

ラブラドールレトリバーは運動大好き!積極的に散歩へ出かけよう

 ラブラドールレトリバーは愛情深く活発で、運動が大好きな大型犬です。

好奇心が旺盛なので、飼い主との散歩中も様々なものに興味を持って楽しみます。ラブラドールレトリバーを飼っている方やこれから飼おうと考えている方は、必要な運動量や気を付けるポイントを念頭に置きつつたくさん散歩に連れて行ってあげてください。一緒に散歩に出かける度に、愛犬との絆も深まっていくでしょう。
 

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