
ペキニーズのカットスタイル集|実は冬以外でもカットしない犬種だった
ペキニーズを飼っている人は様々なカットを楽しんで、自分の飼っているペキニーズだけの個性を演出している飼い主さんが多いです。
実はペキニーズは基本的にカットの必要のない犬種ですが、適度なトリミングはマダニなどの寄生虫の抑制や皮膚病の予防、熱中症対策や犬の清潔を保つためのケアとして行われることが多いです。
ペキニーズの被毛
ペキニーズは上毛と下毛の2層からなるダブルコートの被毛を持っていて、上毛であるオーバーコート(トップコート)は太めで固く一年中だいたい同じ量の毛が常に生え変わっています。
下毛であるアンダーコートも常に生え変わっていますが、季節の変わり目である換毛期に一気に抜け落ち、その量は暑い季節になると少なく、寒い季節になると多くなります。
ペキニーズのカットを行う際は、この換毛期の毛の量を見ながら決めると良いでしょう。
ペキニーズのカットの頻度
ペキニーズのカットは最短でも月に1回程度にとどめておくことがおすすめです。
先述したとおり、本来はトリミングを行う犬種ではないので、基本的に毎日のブラッシングやコーミングを行うことで被毛の状態を適切に保つことができます。
その中で、切りすぎない量のカットスタイルに替えてみると良いでしょう。
ペキニーズのカット
ペキニーズは小型犬のカット料金でカットしてもらえます。
料金は安いもので1500円~1万円程度掛かることがあり、カットの種類によって価格が変わります。
子犬期のカット
子犬期はワクチンプログラム中である場合はカットを行うことができません。
一般的にはワクチンプログラムが終了して2週間~1週間後からシャンプーやトリミングを始めることができるようになると言われていますが、免疫力や体力の観点からちゃんとカットできる準備ができるまで獣医師の診断を仰いで正しく行うようにしましょう。
ペキニーズのカットの種類
ペキニーズのカットの種類は様々ありますが、全てを挙げるとキリがありません。
今回は用途に合わせた人気の種類をピックアップしました。
ライオンカット
ペキニーズと言えばこのライオンカットと呼ばれるトリミングスタイルが一番人気です。
首元周辺の毛と尻尾の先のみ長毛をのこしつつ、全体をスッキリとトリミングすることでちいさなライオンのような見た目に仕上がることでライオンカットと呼ばれます。
しかもこのライオンカットはトリマーさんの腕によって豪華さが大きく変わります。
胴体部分のカットは整える程度がおすすめで、バリカン等で短すぎる切り方をしてしまうと被毛による皮膚の保護機能が失われ、皮膚病や熱射病になることもあります。
必ず着る前に季節を見ながらトリマーさんと相談して、短くする部分のアドバイスを受けるようにしましょう。
サマーカット
夏場に人気のサマーカットは全体的に短めにカットするスタイルで、耳や尻尾の飾り毛は少し残して置くと更におしゃれに見えることで人気があるカットの種類です。
サマーカットと称して自分でバリカンを使いカットする場合は短すぎない程度にカットするようにしましょう。
トリマーさんを使わずに自分で行う場合は怪我の心配があるのでできればバリカンをさけてハサミで徐々に短くするなど対策を行ってください。
あまりにも毛足を短くしすぎると、皮膚病になる恐れもありますのでできればプロのトリマーさんと相談をしましょう。
まんまるカット(ポメラニアンカット)
人気犬種であるポメラニアンのようなカットも人気です。
ペタッと長毛のペキニーズの被毛をカットして全体的にふんわりとした毛吹きに仕上げることで、まるっとしたシルエットを演出することができます。
ペキニーズの上毛(オーバーコート)は硬めなので、短くすることで毛が立ち、丸いシルエットを実現することができます。