柴犬の種類|ルーツは縄文柴!色や値段、胡麻の希少性

柴犬の種類|ルーツは縄文柴!色や値段、胡麻の希少性

柴犬のルーツ

縄文時代から日本人と一緒に暮らしてきた土着犬で、日本犬の代表といえば柴犬というイメージが多いのではないでしょうか?

古くから人の家庭犬や狩猟犬としての役割を担い、日本人の生活のの手伝いをおこなう犬として知られています。

海外犬の輸入や戦争、病気による数の減少により純粋な血統を持った柴犬の数は激変し減少、国の天然記念物に指定されるほどに数が減少し絶滅の危機になりましたが、現在の日本犬保存会が発足し、柴犬の血統を守り徐々に頭数を増やしたことで絶滅せずに今も柴犬を見ることができるようになりました。

現在では国内だけでなく海外の人気も高く「SHIBA」の愛称で最も犬らしい犬という評価を受けています。

気候の温暖差がある国外でも、骨格はしっかりして筋肉が発達して、寒さなど環境に順応できる健康的な犬種として重宝されています。

大きさの種類

柴犬は日本犬の中で唯一の小型犬です。

小型犬と言っても、個体によって大きさはそれぞれ違い、「豆柴」と呼ばれる超小型犬になるサイズから、中型犬に近いサイズまで幅広く存在します。

子犬の大きさは主に成長過程での栄養摂取の状況によって変わったり、両親や祖父母犬の大きさが関係します。

オスの方がメスよりも一回り大きく、運動量も2~3倍必要なくらいの体力と金力を兼ね備えています。

豆柴や小豆柴などの種類

柴犬を知っている方もそうでなくても、「豆柴」「小豆柴」「極小柴」という言葉を眼にしたことがあるかと思います。

これらの名称は柴犬の中でも小さな個体を指す呼称で、正式にはどれも同じ「柴犬」のことを指します。

更にジャパンケネルクラブ(JKC)や日本犬保存会などはこれらの「豆柴」「小豆柴」「極小柴」という名称を犬種として認めていません。

規定にはありませんが、豆柴と言われるサイズはオスの体高が

毛色の種類

柴犬には大きく分けて4種類の色が存在していて、生まれるときの割合や人気の度合いが違います。

赤毛

赤毛と言っても、真っ赤な色ではなく茶色~黄褐色を指していて、柴犬の基本的なスタンダードカラーで、柴犬といえばこの毛色をイメージされる方が多いと思います。

赤毛は生息する柴犬の約8割を占める程の数で、一番多い毛色の一つです。

顔のした部分や胸、腹部は「裏白」と呼ばれる白い毛が生えているのが特徴で、赤毛の柴犬同士を交配で掛け合わせていくと、次第に色素が退化して薄くなる現象が怒るため、数世代毎に黒柴を掛け合わせることで色素を補う必要があります。

色素が薄いと展覧会やドッグショーでは良いとされない事、色素が薄いと色素異常で病気のもとになる可能性があります。

黒毛

黒柴と呼ばれる柴犬の毛色で、最近人気が出てきているカラーです。

洋犬の場合は「ブラック&タン」と呼ばれるカラーで、光沢は控えめの鉄錆色をした黒い毛と、両目の上にある眉の部分にある「四つ目」と呼ばれる斑点が特徴的で可愛らしく「まろ」と呼ばれることがあります。

赤毛と同じく裏白があり、その部分が白やタンといったカラーバリエーションがあります。

白毛

全身が白色の毛に覆われている珍しい毛色の一つです。

携帯キャリアのソフトバンクのCMに出てくる「お父さん犬」の影響もあり、それは北海道犬で白色の毛色をした柴犬とは違いますが、一躍人気となった犬種です。

分類は赤毛からの派生と言われており、赤→茶→黄→白というイメージです。

胡麻毛

胡麻毛は柴犬の毛色の中でもほとんど生まれない珍しい毛色の一つで、上記の赤毛、黒毛、白毛がブレンドされた毛色をしていて、そのカラーの割合やバランスによって呼び方が変わります。

赤の割合が多く赤っぽい場合は「赤胡麻」、黒の割合が多く全体的に黒っぽいのは「黒胡麻」と呼ばれます。

また、胡麻毛の特徴で子犬の頃に胡麻毛の場合、成犬になるに連れ別の毛色に変化するそうで、成犬になっても胡麻毛のままの場合は以外にも少なく1%にも満たないそうです。

虎毛(ブリンドル)

胡麻毛よりも希少な毛色で、柴犬好きでもなかなか見ることのできないレアカラーです。

日本犬の中に「甲斐犬」という犬種が居るのですが、この毛色にとてもにているため甲斐犬に勘違いされる虎毛の柴犬もいるそうです。

黒胡麻にも近い毛色で、なんとも表現し難くも魅力的な毛色です。

顔つきの種類

柴犬には大きく分けて愛らしく癒やされ顔と言われる「たぬき顔」と、シュッとした細い輪郭が魅力的な「キツネ顔」の2つのタイプに別れます。

同じ柴犬で顔が違うのは、柴犬の祖先が違うことが理由にあげられます。

キツネ顔

顔の形は面長、マズルが細長くスタイリッシュ、その顔立ちはどこかキツネににていることからキツネ顔と呼ばれます。

身体は細身、額から鼻筋にかけてのラインは浅く、濃い顔立ちとは言えませんが歯が大きいのが特徴です。

とても野性的な風貌をしているのは顔がオオカミに近く、体の大きさや形、骨格が縄文時代の遺跡から発見された犬「縄文柴」とそっくりなことからルーツは縄文犬に近いとされている種類です。

柴犬の中でも信州犬が最もそれに近いタイプとも言われています。

たぬき顔

顔は全体的に丸くマズルは短い面立ちをしており、成犬になっても子犬のような可愛さを残した印象を受けます。

体型はがっしりしており首も太く、筋肉して骨格もしっかりしているので頑丈な印象を受けます。

タヌキに似ていると言う理由で「たぬき顔」と言われるこのタイプは、キツネ顔の縄文柴からの派生したものと考えられていて「新柴犬」「弥生柴犬」と呼ばれることがあります。

現在の柴犬の中で例えるならば岐阜県の地犬である「美濃柴」がたぬき顔をしたタイプになり、キツネ顔の柴犬に比べると身体が軽く、小さめです。

生息地域の種類

実は柴犬には特定の地域に根づいた柴犬がそれぞれ存在し、見た目や性格など異なる特徴を持っている種類が存在しており、「地柴」と呼ばれています。

地柴は古くから特定の地域に根づいた土着犬、柴犬のことを指します。

洋犬種の輸入や狂犬病などの病気、戦争による影響で数は減り、現在は数えるほどしかいませんが昔は多くの地柴が生息していました。

代表的な地柴

柴犬は細かく分けると数種類に分類され、姿や形、毛色や身体の大きさなど特徴に違いがある地柴が存在します。

ここでは代表的な地柴から珍しい地柴までについて紹介します。

信州柴犬

私達が柴犬を思い浮かべるとき、真っ先に思いつくのがこの信州柴犬で、柴犬の中でも最も流通してることが理由に挙げられます。

冷涼で標高の高い信州の気候風土に合った柴犬で、今の柴犬の基本体型はこの信州柴がベースと言われています。

美濃柴犬

美濃柴と呼ばれるこの柴犬は、昔から岐阜県で飼われていた柴犬で一般的な柴犬の毛色よりも濃く赤みがかった茶色をしています。

犬の中でも繁殖力が低く年に20等ほどしか生まれず、全国で200頭ほどしかいないとされ、数も少ないので非常に希少な種類の犬種です。

子犬の時期は黒っぽい色をしていて、成犬になるにつれ美濃柴の特徴的な赤い毛色が顕になってきます。

山陰柴犬

取県、島根県で飼われていた地柴で、もともとは「」印旛犬」「石州犬」という2種類にわかれてい他犬が今の山陰柴犬になったと言われています。

顔つきはキツネ顔に近い野性的な顔をしており、特徴的な被毛を持っています。

冬毛が抜け始める換毛期には白い毛が残ることでまるで羊のような愛らしい見た目になることがあります。

三河柴犬

愛知県で飼われていた地柴で、主に大型動物を狩る時に飼われていた狩猟犬で、当時は猟師たちの重要な片腕として行動をともにしていました。

三河柴犬の多くは額に十字または丸い模様も持っており、巻き尾や毛色は普通の柴犬と同様、四肢がしっかりしていて、飼い主に忠実で他人にはなつき辛い日本犬らしい特徴があります。

日本犬のブーム時、柴犬と共に地柴も人気の対象になりましたが、金儲けを目的に絶滅寸前だった三河柴犬を別の雑種と交配し、三河柴犬として売出した悪徳業者が存在しました。

三河柴犬から生まれた雑種は三河柴犬の純粋種ではないものの、日本犬らしい気質と能力の高さから、三州犬という愛称で愛好家も存在するほどになっています。

縄文柴犬

現在の柴犬の祖先とされる縄文柴と呼ばれる種類で、日本史上では縄文時代の遺跡から同犬種の骨が出土している記録があります。

縄文柴の顔は細く、マズルが長いシャープな輪郭をしていて、いわゆるキツネ顔の凛々しい顔つきをしています。

純粋な縄文柴の姿と特徴を受け継いでいる縄文柴は、現在では300頭ほどと言われておりペットショップなどでは売られていないそうです。

川上犬

川上犬は信州柴の一種、長野県南佐久郡にある川上村で飼われていた柴犬で、現在も80等程の川上犬が存在します。

ニホンオオカミの血を引き継ぐ小型の和犬で、オオカミの特徴を色濃く残す珍しい犬種です。

川上村は周囲を2000m級の山々に囲まれ、更に寒冷な気象条件から農業に適さず稲作には向かない土地だったため、米の代わりにカモシカの毛皮を年貢として納めていた歴氏があります。

江戸時代から明治時代にかけて断崖絶壁の岩場で行うカモシカ猟を行うため、元々の川上犬にヤマイヌ(今で言うオオカミ)を交配させたとの話が残っており、野性的な敏捷性と強靭な足の裏の皮を得ました。

村の名前が犬種名になることは珍しく、1921年に国の天然記念物に認定されるほどになるものの、戦争による食糧難で撲殺令が下りほぼ絶滅状態になったり、1968年には一旦、長野県天然記念物の指定を解除されるなど困難に立たされた犬種でもあります。

参考:http://www.vill.kawakami.nagano.jp/www/contents/1001000000051/index.html

巻き尾の種類

柴犬の尻尾といえば、くるんと巻いたしっぽではないでしょうか?

この独特な尻尾で巻いているものを「巻尾(まきお)」持ち上がっているが巻いていない「差尾(さしお)」に別れ、柴犬の巻き尾は巻き方や長さを会わせるとが15種類存在しています。

巻いている方向は犬の左側面からみて手前になっているものが左巻き、奥が右巻きです。

巻いている尻尾

  • 左巻き(ひだりまき)
  • 右巻き(みぎまき)
  • 左二重巻き(ひだりにじゅうまき)
  • 右二重巻き(みぎにじゅうまき)
  • 車巻き(くるままき)
  • 半巻き(はんまき)

巻いていない尻尾

  • 背中たたき(せなかたたき)
  • 差尾(さしお)
  • 太刀尾(たちお)
  • 薙刀尾(なぎなたお)
  • 柳尾(やなぎお)
  • 牛蒡尾(ごぼうお)
  • 茶筅尾(ちゃせんお)
  • 株尾(かぶお)
  • 無尾(むお)

江戸時代、自分の犬を見分けるために尻尾の巻き方を見て判断したそうです。

まとめ

柴犬には絶滅したものを含めるともっと多くの種類が存在し、文献には乗っていない柴犬の種類もいます。

尻尾の種類も数多く、同じ柴犬でもどれ一つとして全く同じものはないことがわかりました。

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