ミニチュアシュナウザーは愛玩犬ではなく使役犬だった?図鑑での分類

ミニチュアシュナウザーは愛玩犬ではなく使役犬だった?図鑑での分類

ミニチュアシュナウザーは、たっぷりとした口ひげや眉毛のように見える被毛が特徴的な小型犬です。

現在では愛玩犬として人気の犬種ですが、元々は使役犬として活躍していました。
今回は、ミニチュアシュナウザーの辿ってきた歴史や図鑑で分類されている種類、特徴などを見ていきましょう。

ミニチュアシュナウザーの特徴

ミニチュアシュナウザーは、ふさふさした眉毛や口ひげのような被毛から、見た目がおじいちゃんのような姿が特徴的です。
体格はスクエア型で、手足もがっしりとしています。まずは、ミニチュアシュナウザーの歴史や図鑑での分類についてご紹介します。

起源

ミニチュアシュナウザーは、19世紀後半のドイツが原産の犬種です。
もともと、小型化さされる前のスタンダードシュナウザーは、ドイツで15世紀頃から使役犬として長く活躍してきました。

農家で盛んに飼われており、ネズミなどの害虫駆除や農地の見張りなど、様々な仕事をこなしていたという歴史を持ちます。

JKCでは、そういった背景を踏まえ、ミニチュアシュナウザーは「2G:使役犬」の種類に分類されています。ミニチュアシュナウザーは、スタンダードシュナウザーにアーフェンピンシャーやミニチュアピンシャーを交配した犬種が基礎犬となっていると言われています。

基礎犬はドイツで作出されましたが、小型化が進んだのはアメリカに渡った後でした。プードルなどの小型犬と交配して小型化されていき、現在のようなミニチュアシュナウザーの体型になりました。

図鑑では国によって分類が分かれる

図鑑を見ると、ミニチュアシュナウザーの分類は国によって異なっています。
一般的に犬の種類を分類する時、どのような用途で生まれた犬種かという観点と、純粋に生物学的な系統かによる観点に分けられます。

AKC(アメリカンケネルクラブ)では、ミニチュアシュナウザーはテリアグループに分類されていますが、実際にはテリアの血統とは関係ありません。日本では、使役犬(ワーキングドッグ)に分類されています。

KC(イギリスケネルクラブ)では、ユーティリティ犬種に分類されています。ユーティリティドッグとは、現在は使用されていないものの、元々は特定の作業目的のために作出された犬種を集めた種類です。

分類には議論が分かれるところもありますが、ミニチュアシュナウザーは初め農家で使役犬として働いていました。しかし、現在では愛玩犬として世界中で飼育されています。

ミニチュアシュナウザーの性格

図鑑ではミニチュアシュナウザーの色々なことを知れますが、実際の性格まではよく分からないでしょう。
個体差はありますが、ここからはミニチュアシュナウザーの主な性格をご紹介します。

元気いっぱいで活発

ミニチュアシュナウザーは、遊ぶのが好きで活発な性格をしています。
外で走り回って体を動かすのも好きな犬種なので、愛犬と外にお出かけして遊びたいという人にぴったりの性格です。
また、ドッグスポーツなどにも向いている犬種です。

飼い主に従順

ミニチュアシュナウザーは、飼い主に従順で賢い性格です。基本的にフレンドリーで愛情深く、子どもにも優しいため家庭犬に向いていると言われています。
非常に頭が良く、その時の状況に合わせた判断や行動ができます。

その一方で、信頼していない人間や見知らぬ犬に対しては警戒心を持つ一面もあるので、番犬向きの性格とも言えるでしょう。

少し頑固で甘えん坊

頭脳明晰な一方、やや頑固で融通がきかない面も持ち合わせています。

ミニチュアシュナウザーは比較的しつけがしやすい犬種ですが、一度覚えたルールに対して従順すぎるほど従うため、一貫したしつけを行わないと混乱を招いてしまいます。

また、甘えん坊で寂しがり屋な性格のため、飼い主にすり寄ってくるような場面もありますが、甘やかし過ぎには注意が必要です。

ミニチュアシュナウザー公認の毛色は全部で4種類

図鑑ではミニチュアシュナウザーの毛色は1種類しか表示されていないことが多いです。
しかし、実際には色々な毛色が存在します。

JKCが公認する毛色は、ソルト&ペッパー、ブラック&シルバー、ブラック、ホワイトの4種類がJKCです。それ以外にも、日本ではあまり見られないレアカラーのウィートンという毛色もあります。

ブラックは漆黒、ホワイトは純白の毛色です。ソルト&ペッパーは、白とグレーが入り混じったような毛色で、ブラック&シルバーは白と黒の毛色です。ウィートンは、ミルクティーのような薄い茶色が特徴的ですが、繁殖が難しいと言われています。

ミニチュアシュナウザーは図鑑で見るだけでは分からない魅力がたくさんある

ミニチュアシュナウザーは2019年の国内飼育頭数でも第6位を記録するなど、愛玩犬として高い人気を誇る犬種です。

友好的で賢く飼い主に忠実な性格をしており、家庭犬にぴったりですが以前は使役犬として活躍してきました。
図鑑だけでは分からないミニチュアシュナウザーの様々な特徴を知ると、新たな魅力が発見できるでしょう。

関連する記事