ハドレー系ポメラニアンの「ハドレー」とは?ブリーダーによるポメラニアンの違い

ハドレー系ポメラニアンの「ハドレー」とは?ブリーダーによるポメラニアンの違い

ポメラニアンは、2019年のJKC犬種別犬籍登録頭数においても国内で第4位を誇る人気の犬種です。

ポメラニアンの中でも、名門犬舎出身のポメラニアンをハドレー系ポメラニアンと呼ぶことはご存知でしょうか?

今回はハドレー系ポメラニアンやブリーダーによるポメラニアンの違いになどについて解説しましょう。

ハドレー系ポメラニアンとは

ポメラニアンの中で世界的にも最も有名な犬舎に「ハドレー(Hadleigh)」があります。

このハドレー犬舎で生まれ、育てられたポメラニアンを他と区別するために「ハドレー系ポメラニアン」と呼んでいます。
ハドレー犬舎の歴史やポメラニアンの名門犬舎をご紹介しましょう。

ハドレー犬舎との歴史

ハドレー犬舎とは、元々イギリスのMrs.ダイク・ハドレー夫人が1950年代に始めたポメラニアンの専門犬舎です。ダイク夫人は理想的なポメラニアンの繁殖に尽力し、100頭以上のイギリスチャンピオン犬の生みの親となりました。

そのような実績もあり世界中のポメラニアン愛好家の中でも有名なハドレー犬舎でしたが、ダイク夫人の引退後、日本のブリーダーである五十嵐一公氏に代表者が引き継がれます。

五十嵐氏はJKCポメラニアン部の会長も務めていた有名なブリーダーです。ダイク夫人の死後はイギリスのハドレー犬舎にいたすべてのポメラニアンと犬舎名を日本で引き継ぎ、ハドレー系ポメラニアンの作出に尽力しています。

チャオリアなど他にもある「名門犬舎」

ポメラニアンの名門犬舎は、ハドレー犬舎だけではありません。
他にも台湾の名門犬舎である「チャオリア犬舎」やアメリカのフィンチ犬舎、カナダのクリセンド犬舎など様々な犬舎があります。

それぞれの犬舎によって、作出しているポメラニアンの特徴も異なっています。
例えば、チャオリア犬舎ではハドレー系ポメラニアンには見られない鮮やかな白い被毛が特徴です。

しかし、チャオリア犬舎の歴史は日本ではまだ新しく、世界的にもポメラニアンの名門犬舎で最もポピュラーなのはハドレーと言えるでしょう。

ハドレー系ポメラニアンの特徴

それでは、ハドレー系ポメラニアンの主な特徴についてご紹介しましょう。

見た目

ハドレー系ポメラニアンの最も大きな特徴は、ポメラニアンのスタンダードに近い理想的な顔立ちや体型、毛並みなどを追求している点です。体重は2kg前後と比較的小さく手足など骨格も全体的に華奢です。

目は小さなアーモンド型で、マズルは短く、気品を感じさせる顔立ちをしています。被毛の量が多くふさふさで見た目にボリューム感があります。

実際に、日本のドッグショーで賞を取るポメラニアンのほとんどがハドレー系の血統を持っていると言われるほどです。ハドレー系ポメラニアンは普通のポメラニアンと比べても一目見た印象が違うため、分かりやすい特徴を持っていると言えます。

寿命

ハドレー系ポメラニアンは、他のポメラニアンと比べると短命という特徴もあります。ハドレー系ポメラニアンは純血の個体が多く、遺伝的疾患などに弱い傾向があります。

具体的には寿命が10歳前後だったり、病気に罹りやすかったりするため、お迎えする際にはその点もしっかり理解しておく必要があるでしょう。もちろん寿命や病気のなりやすさなどは個体差も大きいため、ブリーダーとよく相談することをおすすめします。

ハドレー系ポメラニアンの価格相場

ハドレー系ポメラニアンの価格相場をご紹介します。

純血の価格相場はかなり高額な値段

ハドレー系ポメラニアンは、作出が難しい上にチャンピオン犬の血統を引き継いでいる子も多いため、価格相場はかなり高額になります。一般的なポメラニアンの価格相場は15~30万円前後ですが、ハドレー系ポメラニアンは30万円以上の子がほとんどです。

特に血統の濃いショータイプになると、100万円を超える個体も多いです。価格には個体差も大きく、月齢や顔立ち、歯のかみ合わせなど様々な要素から総合的に決められます。中には1000万円ほどのハドレー系ポメラニアンもいると言われています。

お迎えはハドレー専用犬舎かブリーダーへ

ハドレー系ポメラニアンは作出も難しいため、ほとんどペットショップでは流通していません。そのため、お迎えしたい場合はハドレーの専用犬舎か専門のブリーダーに相談するのがおすすめです。

ハドレー系ポメラニアンをブリーダーからお迎えしよう

ハドレー系ポメラニアンは、ハドレーという名門犬舎の血統を持つポメラニアンです。
ハドレー系ポメラニアンはドッグショーでも活躍する血統の濃いポメラニアンで、その分寿命が短かったり値段が高額だったりなどの注意点もあります。ハドレー系ポメラニアンをお迎えする際は、専門のブリーダーに相談してみてください。

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