超小型犬のパピヨンは小型犬と何処が違うのか、寿命や散歩、サイズの種類について

超小型犬のパピヨンは小型犬と何処が違うのか、寿命や散歩、サイズの種類について

パピヨンは、ふわふわとした蝶のような耳が特徴的で可愛らしく人気の犬種で、サイズとしては超小型犬に分類されています。
今回はそんなパピヨンの、小型犬と超小型犬の違い、パピヨンの特徴、パピヨンのサイズの個体差や適正体重を保つための散歩の仕方などをご紹介します。

超小型犬であるパピヨンの特徴について

パピヨンの体のサイズからみるとすると超小型犬という種類に分類されます。小型犬より更に小さい「超小型犬」その具体的な特徴についてご紹介していきます。

小型犬と超小型犬との違いについて

まず、小型犬と超小型犬の定義の違いから解説します。 様々な犬の血統書を発行しているジャパンケネルクラブ(JKC)では、犬の体の大きさごとに犬種を分類する正確な定義は実はありません。 一般的には犬種における成犬の平均体重によって判断され、それぞれ「小型犬」「中型犬」「大型犬」の3種類に分類されています。 小型犬の中でもさらにサイズの小さい犬種が「超小型犬」に分類されます。
小型犬は、成犬の平均体重が10kg未満の犬種が該当しますが、その中でも成犬時の平均体重が3~4kg以下の犬が、「超小型犬」と分類されることが多いです。

パピヨンの特徴

パピヨンは元々骨格が小さく、見た目も小柄な犬種です。
ですが、サイズには個体差が大きいのも特徴で一概にすべてのパピヨンが小柄とも言い切れません。 成犬の標準体高は20~28cm、平均体重は3~5kg程度です。 先述したように一般では超小型犬に分類されていますが、同じ分類にカテゴライズされているトイプードルやチワワと比べるとやや大きめのサイズとも言えます。

パピヨンは超小型犬の中でも比較的平均寿命が長い

パピヨンの平均寿命は13~16歳と言われています。
犬猫などのペット保険を取り扱っているアニコムホールディングス株式会社が2016年に行ったペットの統計調査によれば、超小型犬の平均寿命は13.8歳という結果が出ています。このデータから比較すると、パピヨンは超小型犬の中でも平均寿命が長いと言える犬種です。

大きい個体が生まれる理由で考えられること

パピヨンは超小型犬ですが、まれに体格の大きな個体が生まれるケースもあります。
なぜ超小型犬の中で大きい個体が生まれるのか、理由を挙げていきます。

たれ耳の「ファレーヌ」もパピヨンに分類されている

現代のパピヨンの基礎となったのは「ファレーヌ」と呼ばれる犬種といわれています。ファレーヌはパピヨンとよくにていますがたれ耳が特徴で、パピヨンよりやや大きい体格をしています。 昔からヨーロッパで愛好されていたファレーヌは18世紀頃、まれに立ち耳の個体が生まれることがありました。
そんな立ち耳のファレーヌに品種改良を加え、より小型で立ち耳の種類として作出されたのがパピヨンだったのです。 パピヨンが生まれたことで元祖のファレーヌは個体数を激減させ、現在では希少犬種になりました。
日本やアメリカ、イギリスなどでは、ファレーヌもパピヨンとして大まかな犬種の分類がされていますが、別々の犬種と認定している国もあります。 「パピヨン(Papillon)」とはフランス語で「蝶」を意味する言葉で、「ファレーヌ(Phalene)」は「蛾」を意味する言葉です。
ファレーヌは英語読みで「ファーレン」と呼ばれる場合もありますが、どちらかが正式名称というわけではなく、読み方の違いになります。 超小型犬のパピヨンですが、以上の理由から他の子と比べてやや大きい体格でたれ耳の場合は、ファレーヌの可能性が高いと言えるでしょう。

親犬が小さくても突然「先祖返り」が起こる場合も

パピヨンに限った話ではありませんが、親犬が小さくてもその子犬が大きく生まれるケースは稀に見られます。
これは「先祖返り」と呼ばれる現象です。 パピヨンだけではなく小型犬や超小型犬に分類されている犬種の中には、元々は今より大きかった犬種も多く含まれています。
小型の他犬種を交配させて品種改良を行い、安定して生まれるようになると犬種として認められる経緯があるためです。 今飼っている小型犬も、もとを辿れば大型な犬種だったということもありえます。 パピヨンも超小型犬であるチワワとの交配を繰り返して小型化させた犬種のため、小型化される前の先祖犬種に近い体格の子が生まれるケースが見られるというわけです。

子犬時代に手足が太いと体格も大きくなる傾向がある

パピヨンのサイズには個体差が大きいですが子犬の頃には小さい体型でも安心してはいけません。成犬に成長するにつれ、体格が大きく急成長するケースもあります。
特に子犬期に体格が小さくても手足が太く大きい子は、成犬になってから他の子より大きく育つ傾向があると言われています。

肥満でサイズが大きくなってしまった可能性も

パピヨンが超小型犬から大きくなるパターンの1つとして、肥満が原因の場合も考えられます。 肥満の場合は通常の成長とは異なり、不健康で疾患も伴う可能性が出てきますので気をつけましょう。
では、どこまでが肥満として判断できるのか紹介します。

平均体重+10%以上が肥満の目安

パピヨンを肥満にさせないためには、日頃から体重を測って体重管理を行うのが大切です。パピヨンの平均体重は3~5kgですが、平均的な大きさからみれば成犬の理想体重は3.5~4.5kgとなります。ここから10%を超えた体重になっている場合は、肥満に近づいているので注意が必要です。 体格が標準的なのか、平均体重なのかわからない場合は、飼っている犬種を取り扱っている専門ブリーダーに見てもらうことをおすすめします。

体高や骨格のサイズから判断する

パピヨンには個体差があるため一概には体重で判断できない場合もあります。
その場合は体の肋骨(ろっこつ)に触れてみましょう。体重に関わらず、胴体を触ってみた時に肋骨がわからない場合は、脂肪が付きすぎの状態です。
また、真上から背中を見下ろした時にくびれがない状態も、肥満の可能性が高いです。

肥満にならないように運動量を確保しよう

パピヨンが肥満にならないためには、適切な運動量を確保してあげる必要があります。運動させる際には、適切な方法でこなしてあげるようにしましょう。

パピヨンは活発で運動が大好き

パピヨンは基本的に活発な性格で運動好きな犬種です。 室内のみの運動だけでは物足りなさを感じる子が多く、30分程度の散歩を朝晩2回に分けて連れ出すのが理想です。 毎日の散歩だけでなく定期的にドッグランなど広い範囲で思いきり走り回れる施設に連れて行くのもストレス解消につながるためおすすめです。 ただし注意しなければ行けない点があります。
パピヨンは高い運動能力を持つ反面、骨格が華奢なため、段差の上り下りや激しくジャンプすると関節を脱臼するリスクがあります。
パピヨンに運動させるときは関節に負担がかかる動きをしないように気を配るようにしましょう。

肥満は寿命を縮めるので運動は大切

犬の肥満は、様々な病気を引き起こすリスクを高めます。
大型小型関係なく超小型犬で体重が軽いパピヨンにとってもそのリスクは同様で、肥満になると椎間板ヘルニアなどの疾患にかかりやすくなります。
結果的に肥満は病気だけでなく犬の寿命を縮める原因になるため、肥満にさせないためにも日々の運動とフードの与えすぎには気を付けましょう。

超小型犬の理想体重を保ち、パピヨンと長生きしよう

まとめると、パピヨンは超小型犬に分類されますがサイズには個体差が大きく、まれに超小型犬のくくり以上に大きな子が生まれる場合もあることがわかりました。 パピヨンが肥満かどうかの目安としては、平均体重と比較する、体型をチェックするなどの方法があるので飼い主は日頃から体重・食事管理を行いましょう。 平均寿命が長めのパピヨンは、比較的病気に罹りにくい犬種でもありますが、肥満は病気と寿命が縮まるもとなので、超小型犬の理想体重を保つことをしっかり心がけ、パピヨンと長生きするために気を使うようにしましょう。。

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