ゴールデンレトリバー、毛色の種類と変化について

ゴールデンレトリバー、毛色の種類と変化について

温厚な性格で人に懐きやすい大型犬のゴールデンレトリバーは、家庭犬としても優秀で人気のある犬種です。
ゴールデンレトリバーには同じように見えても様々な毛色の種類があり、季節や年齢経過によっても毛色や毛質が変化します。今回は、ゴールデンレトリバーの毛色の種類やその変化、毛並みのお手入れ方法などについてご説明していきます。

ゴールデンレトリバーの毛色の種類

ゴールデンレトリバーの毛色は、主にゴールド系とホワイト系の2種類に分類されます。詳細に解明されていませんが、大きな理由として由来となる血統が異なると言われています。

アメリカンゴールデンレトリバーはゴールド系

1925年にアメリカの畜犬団体であるアメリカンケネルクラブ(AKC)で正式登録された血統に由来するアメリカンゴールデンレトリバーは、ゴールド系の毛色が特徴です。

「ゴールデンレトリバー」と聞いたら多くの人がまずイメージする色がこのアメリカンゴールデンレトリバーのゴールド系のカラーです。

明るめのライトゴールドから暗めの赤茶系のゴールドまで多少の個体差はありますが、きらきらした毛並みの金色、ゴールドカラーをしています。

日本で実際に多く見られるのは、このゴールド系のアメリカンゴールデンレトリバーがほとんどを占めています。

イングリッシュゴールデンレトリバーはホワイト系

英国産のイングリッシュゴールデンレトリバーは、イギリスにある最古のケネルクラブであるザ・ケネルクラブ(KC)に登録されている血統に由来しています。
イングリッシュゴールデンレトリバーの毛色はクリーム色寄りのホワイト系で、アメリカンゴールデンレトリバーよりもやや短い硬めの被毛が特徴です。

ホワイト系のゴールデンレトリバーを日本であまり見かけないのは、イングリッシュゴールデンレトリバーが日本国内であまり流通していないためです。

ペットショップでも見かける機会はほとんどないので、ホワイト系のゴールデンレトリバーを飼いたい場合はホワイト系ゴールデンレトリバー専門のブリーダーを探す必要があります。

フラットコーテッドレトリバーはブラック・ブラウン系

レトリバーの中でも、ゴールデンレトリバーのゴールド・ホワイト系の被毛とは対照的なブラック・ブラウン系の毛色を持つフラットコーテッドレトリバーという犬種もいます。

フラットコーテッドレトリバーは、見た目が似ていることからブラックのゴールデンレトリバーと間違われることも多くありますが、ゴールデンレトリバーとは違う犬種になります。

ゴールデンレトリバーと混同される理由として、フラットコーテッドレトリバーはゴールデンレトリバーやラブラドールレトリバーの仲間であるレトリバー系に分類される別犬種であることが挙げられます。

ゴールデンレトリバーよりも少し体格が小さく、長毛で濃い毛色が見分けるポイントです。

年齢や季節によって毛色・毛質が変化

ゴールデンレトリバーの毛色は血統や種類の差だけでなく、経年や季節によっても毛色や毛質が変化します。

年齢によって毛の色が薄くなり、毛質も変化

ゴールデンレトリバーの毛色は、年齢を重ねるにつれて薄くなっていくのが特徴です。

犬の毛色が薄くなっていくことを退色と呼びますが、老化現象として毛色が薄くなっていくのはゴールデンレトリバーに限らず他の犬でも見られます。
これは人間でいう黒髪が白髪になる現象と同じです。

ゴールド系のアメリカンゴールデンレトリバーの場合は、シニア期に入る7歳頃から、顔の毛が白く退色し始め徐々に毛色が薄くなっていきます。また、子犬期のゴールデンレトリバーも、まだ発色の弱い時期なので毛色が薄い傾向にあります。

換毛期の春と秋は毛色や毛質が変化し抜け毛が多くなる

ゴールデンレトリバーの被毛は、換毛期のあるダブルコートです。ダブルコートの犬種は、年に2回春と秋に換毛期を迎えアンダーコートの毛が換毛します。アンダーコートの毛は、体温調節の役目を果たしており、春の換毛期には夏用の毛質に変化し、秋の換毛期には冬用の毛質に変化します。

換毛期には抜け毛が非常に多く見られますが、季節による気温変化に適応するためにも換毛は重要です。適切なお手入れをしてスムーズな換毛を促しましょう。

皮膚病予防にも役立つ毛並みのお手入れ方法

 年2回換毛するゴールデンレトリバーは、毛並みのお手入れをしっかりと行うことが大切です。

こまめなブラッシングで衛生的に保つ事が大切

美しい毛色や毛質の状態を保つためにも、ブラッシングは大切です。ブラッシングには皮膚を衛生的に保って皮膚病を予防する効果もあります。特に換毛期は、何もせず放っておくと大量の毛が抜け落ちて家中に散らばってしまうので、散歩後などタイミングを決めてこまめにブラッシングするのがおすすめです。
また、ゴールデンレトリバーは絡まりやすい毛質をしているため毛玉ができやすいです。犬用のスリッカーブラシなどで毛玉ができやすい耳周辺もブラッシングすることで、抜け毛が絡まって見た目が悪くなるのを防げます。

ただし、強くブラッシングしすぎると逆に皮膚を傷めてしまう場合もあるので、お手入れは優しく撫でるようにしてあげると良いでしょう。

シャンプーの目安は月2回

定期的なシャンプーも抜け毛除去に効果的です。ゴールデンレトリバーは、月2回程度シャンプーした方が良いと言われています。シャンプーの刺激が強すぎたり、すすぎ残しがあると肌トラブルを招いてしまうため、犬専用のシャンプーを使って優しく皮膚を揉むように洗い、入念にすすぎましょう。

また、シャンプーした後は必ず毛が完全に乾くまでドライヤーを当てましょう。生乾きのまま放置していると、菌が繁殖して皮膚病や嫌な臭いを引き起こしてしまいます。もし毛がすこしもつれている場合はシャンプー前にブラッシングケアしておくとシャンプー後の被毛の乾きが早くなるでしょう。

ゴールデンレトリバーの美しい毛並みはこまめなケアから

 ゴールデンレトリバーはゴールド系とホワイト系の2種類の毛色を持ち、つやつやした美しい被毛も大きな魅力の1つです。換毛期のある犬種のため、美しい毛並みを保つためにはこまめにケアすることも大切です。毛並みの状態で飼い主の愛情が分かるとも言われています。定期的にブラッシングやシャンプーを行い、お手入れしてあげましょう。

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